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BackStage -ボカロで作曲を目指すブログ-

何を血迷ったか、突発的にDTMを始めてしまった人間の日記

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Cubaseにおけるドラムトリガーのミックス【作業編】 

前回の続きです。海外エンジニアの作業動画を見てみると、
ドラムを「より太く」「より派手」にするためにはトリガー音が必要ということが分かりました。

今回のようにMIDIで再生するドラム音源を使っていて、
それにトリガーを置きたい場合、この記事の方法よりもっと簡単な方法があります。

それは、
「コピーしたMIDIトラック」を作って「トリガー音をアサインしたサンプラー」を使う 、という方法です。
あえて今回この方法を使わない理由としては、
1.位相の管理がし難い
2.生ドラムをレコーディングした場合のミックスには使えない

からです。位相については後程詳しく掘り下げていきます。





①元となるドラムデータの用意

では早速作業に入るのですが、ドラムを打ち込まないことには始まりません。
今回はリファレンス楽曲にアニソンを選んでみました。
理由としては色んな種類の叩き方を行っているので、テストになるかなぁと。
          (↑「ルーディメンツ」でggるとドラム打ち込みの参考になります)
んで、打ち込んでみたのが下の図。
Triger01

音作りはこんな感じにやってみました。
トリガーを後で足すからと言って、ここで適当な音作りをしてしまうと
どう頑張ってもショボイ音にしかならないので、気合入れてプリセットを1から作ってみました。
丸々2日掛かりました。。。
ぼくがかんがえたさいきょうのどらむぷりせっと

TMboxの特性なのか、音圧上げると低音がモニョモニョする気がする。。。
これで下準備は整ったので、いよいよトリガーを置いていく作業に入ります。


②元音源の波形書き出し

まずは、トリガーを重ねたいドラムピースの波形を抜き出します。
今回は定番のスネアを選んでみます。
実際にレコーディングした音源であれば、スネアマイクのトラックを使うのですが、
それをドラム音源で疑似的に作ってあげます。
ドラム音源内のスネアにのみソロボタンを押すトラックもソロボタンを押す等して、
スネアだけが鳴る様な状態にします。
そのままオーディオミックスダウンを行い、波形にします。
そして、それをもう一度DAWに取り込みます。
Cubaseだと書き出し画面で「プロジェクトに読み込む→オーディオトラック」だと1発です。
Triger02
スネアの綴り間違ってるけど(゚ε゚)キニシナイ!!


③マーカー設置

次に、スネアを叩いたタイミングの場所すべてにマーカーを設置します。
これを手作業でやると、気が遠くなる程しんどいので、
Cubaseのお手軽機能「ヒットポイントからマーカーを作成」を使って一気にやります。
コマンドは↓の場所にあります。
Triger03

すると↓の様にマーカーがビッシリできるはずです。
Triger04
マーカーが正しい場所に設置されない場合は、ヒットポイント検出の調整が必要です。
これも結構簡単なので、オペレーションマニュアルを参考にして下さい。


④トリガーの用意とチェック

ここで今回の主役である「トリガー音」を読み込みます。
ドラムのワンショット素材はCubaseのMediaBayにも大量に入っていますし、
ネット上にフリー音源もあったりしますので、好みの音を選びます。
そしてトリガー用のトラックの適当なところに置いておきます。
Triger05
この波形に低、音を倍増するエフェクトやリバーブなど掛けてこんな音にしました。
スネアに深さとガッツを付けるというを魂胆です(`・ω・´)







ちなみに、何故MIDIデータ+サンプラーを使わずに波形で行ったのかというと、
逆位相による音質劣化を防ぐためです。
「書き出した本来の音」と「トリガー音」を並べてみて、位相をチェックしてみてください。
Triger10
今回はまだ許容範囲なので、大丈夫そうですが、
ここで、もし大きくズレている場合は「位相の反転」や「前後に数msecズラす」といった処理を行ってください。
でないと中域がスカスカだったり、ノイズが入ったりといった逆位相サウンドになります。


⑤マクロの設定

ここからは、ちょっと面倒なマクロの設定作業に入ります。
(1度設定するとそれ以降は不要ですし、作業効率がグンと上がります)
今回組むマクロは「連続したマーカー上に、任意のデータをどんどん貼り付けていく」というものです。

まずはマクロを組むショートカット編集画面を開きます。場所は↓です。
Triger06

以下の順番に設定していけば大丈夫です。
 1.「新規マクロ」をクリック → そのマクロに任意の名前を付ける
 2.コマンドウィンドウから「トランスポート」→「カーソル位置を次のマーカーに設定」を選択
 3.「コマンドの追加」をクリック
 4.コマンドウィンドウから「編集」→「貼り付け」を選択
 5.「コマンドの追加」をクリック
 6.コマンドウィンドウから「マクロ」 → 上記で作成したマクロを選択
 7.「キーを入力」の下枠をクリック → 任意のショートカットボタンを押す
                   (私は「Ctrl」+「 .」にしました)
 8.「キーを入力」の上方にある「適用」をクリック
 9.「OK」をクリックして編集完了、ウィンドウが閉じます
Triger07

これでマクロの設定は終わりです。新しいプロジェクトでも設定は生きているので、
Cubaseを再インストールとかしないかぎり、2度と設定しなくても大丈夫です。


⑥トリガーを並べる

それでは、いよいよトリガー音を置いていきましょう。
まずは「Ctrl」+「C」でトリガー音をコピー
Triger08

そしてさっきのマクロで設定したキーを押しっぱなしにすると・・・



Triger09
あっという間に貼り付け終了です^q^

あと残りのバスドラやタムも、
1.波形書き出し
2.ヒットポイントからマーカー作成
3.マクロ実行
で、すぐ終わっちゃいます。
「よーしパパ、スネアに4つトリガー重ねちゃうぞー」なんて場合も1分で終わります。


⑦仕上げ

そしてトリガー音もEQやらコンプやらリバーブやら使って、ミックスすれば完成です。

さっきの音源にスネア×2バスドア×2タムそれぞれ×1を追加し、以下の様になりました。


スネアやバスドラに馬力が出て、芯が太い音になった気がします。
また、全体的に帯域が埋まりました。
トリガー無しと比べてどっちが好きかは、好みにもよると思いますががが。
もっと極端なトリガー音を使えば、正にメタル!って音になります。
今回は色んな曲調に応用できる程度に抑えてます(´・ω・`)


⑧まとめ
このような感じで、元のバスドラに違う性質のバスドラを足して変化を付けたり、
電子ドラムの効果音をレイヤーして新しい音を作るのも楽しいと思います。

「別の音をトリガーとして重ねると音抜け良くなりそう」っていうのは頭の中でイメージは付くのですが、
実際にやるとすごく労力が掛かるので躊躇していました。
今回のこの手法を使うことで、大分解消できるようになりました。

これを一緒に考えた友人が、
「自分たちと同じように困っている人がいるかもしれないので、ブログで書いてみたらどうですか?」
と言ってくれました。
普通はこういう制作手法の引き出しは、人に教えないのがセオリーかもしれませんが、
その考えに共感して、久々にブログを書いた次第です。

この記事が誰かの手助けになれたら幸いです。
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2014/05/05 Mon. 20:00 | trackback: 0 | 本文: 0edit

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